「結婚はしたい。
でも婚活ではなく、自然に出会いたい。」
そのように思う人もいるだろう。
気持ちはわかる。
オレもそうだった。
だが結局、自然に出会えず、婚活して結婚した。
今日はそんなオレの話をしよう。
自然に出会いたい人に、ぜひ読んでほしい。
自然な出会いは難しかった
30過ぎて、友達も結婚し始め、「オレもそろそろ…」と思い始めた。
だが、自然な出会いはなかった。
職場に女性は少ない。
友達に女性が多いわけでもない。
でも、婚活はしたくない。
できれば、自然に出会いたい。
そう思って、色々やった。
友達主催のイベントに行ってみたり、異業種交流会や読書会に参加したり、慣れないバーに一人で行ってみたりした。
だが、出会いはほとんどなかった。
どこに行っても、恋愛対象となりそうな異性と話せることはあまりなかった。
せいぜい一人で、しかも連絡先を交換して連絡してみても、すぐに返信がなくなることが大半だった。
そんな中、ネット上にあった旅行のサイトで、初対面の人と旅行に行ったときに思った。
「初対面の人と旅行って、もう十分不自然だよな…
じゃぁいっそ、婚活でいいんじゃないか?」
ふと、そう思ったのだ。
婚活したら出会いが激増した
そして、婚活を始めた。
婚活パーティーに行ったときのことを、今でも覚えている。
たしか、男女10対10で一人ずつ10分弱話すパーティーだったのだが、その効率の良さに驚いたのだ。
「自然に出会い作っても一人と話すのがやっとなのに、ここならたったの1~2時間で10人と話せる!
しかも、多くの女性は真面目に彼氏を探しているのだ!」
自然な出会いを作ろうとしてもなかなか作れなかったからこそ、感動した。
当たり前のようだが、婚活は本当に効率が良いのだ。
自然な出会いは難しい。
本当に難しい。
自然だからこそ、結婚の対象となりそうな異性がいるかどうか、行ってみなければわからない。
仮にいたとしても、その女性がまだ独身か、彼氏はいないかなど、見た目からは確認できない。
だが、婚活は違う。
多少やる気がない女性がいるけど、基本的にはフリーで、真面目に彼氏を探している女性と確実に出会える。
それも、短時間でたくさんの相手に、だ。
奥さんと付き合ったとき、出会いの不自然さなんてどうでもよくなった
そうして婚活しているとき、今の奥さんと出会った。
初めてのデートのとき色んな話をしたのだが、信じられないほど話が合うことに驚いた。
例えばオレは、ミニシアター系の映画が好きだ。
(今は子育てで映画を見る余裕もないのだが…)
だが、多くの人が好きな映画はテレビでガンガン宣伝されているようなメジャーなものばかりで、ミニシアター系が好きな人はほとんどいない。
少なくとも、オレの周りにはだれもいなかった。
ミニシアターに行くとき、たまに思っていたものだ。
「どうしたら、ここにいる女性と知り合うことができるのだろう…
絶対、話が合うはずなのに…」
そう思っていたら、ミニシアター好きな女性がいた。
それが奥さんだ。
人生で初めて、ミニシアター系の映画の話をした。
「あれは見た?これは見た?」「面白かった」「2回観に行った」と。
感動した。
ウソではなく、感動した。
人生で初めて、ミニシアターの話が通じたのだ。
10年来の友達にすらできなかった話が、婚活で出会った女性にできたのだ。
そのとき、出会い方なんてどうでもよくなった。
自然な出会いか婚活かなんてどうでもよくなるぐらい、話が合う女性に出会えたからだ。
自然な出会いにこだわるのはやめたほうがいい
そんなオレから言いたい。
自然な出会いにこだわるのは、やめよう。
気持ちはわかるけど、でもやめよう。
職場や趣味などで、自然な出会いがあるならいい。
でもそうじゃなければ、やめたほうがいい。
自然な出会いは難しいからだ。
自然な出会いの場に対象となる異性がいるか、その人は独身か、恋人はいないかなど、言うなれば最初から障害が多すぎるのだ。
だが婚活は違う。
多くの独身で恋人がおらず、真剣に出会いを求めている異性と、短時間で効率よく出会うことができる。
そして、いい人と出会えれば、出会い方などどうでもよくなる。
出会いを作っていれば、そういう相性の良い人ときっと出会える。
出会い方など、大した問題ではない。
正直、人の出会い方なんて、自分以外ほとんどだれも気にしていない。
たまにいるけど、婚活で出会ったことをバカにしてくるような人なんて、その人自身が色々残念すぎるので、相手にしなくていい。
出会い方が大事なんじゃない。
だれと出会うかだけが大事なんだ。
だから、自然な出会いにこだわらないでほしいと、婚活で出会ったオレは思う。
それでもイヤなら、がんばって自然な出会いを作ってほしい。
ダメだったとき、今日書いたことを思い出してほしい。
どんな出会い方であれ、あなたがいい人と出会えることを願っている。