婚活論

ちょっと待て!「子どもがほしいから結婚」は考えが甘すぎる!

先日、知り合いの女性がこんな話をしていた。

「女性は、子どもがほしいから結婚するので…」

えっ、そうなの?

もちろん、結婚したくても子どもはほしくない女性もいるだろう。
だが、子どもがほしいから結婚するという女性も多そうである。

この記事では、子持ちのオレが「子どもがほしいから結婚」について、モノ申させてもらおう。
リアルな話をするので、気になる人はぜひ最後まで読んでほしい。

なんとなく「子どもがほしい」は良くない

ところで、なぜ子どもがほしいのだろうか?

本能的なものだろうか?
あるいは、友達がみんな子持ちだから取り残されたくないのだろうか?
あるいは、親に「早く孫の顔が見たい」と急かされるからだろうか?

別に良い悪いではない。
本能だろうが、世間体だろうが、どうしても子どもがほしいなら、それはそれでいい。

ただ、「なんとなく子どもがほしい」ぐらいだと、ちょっと考えが甘いと言わざるを得ない。

子育てはとにかく辛い

なぜなら、子育ては辛いからだ。
めちゃくちゃ辛いからだ。

ざっと思いついたところで三つある。
一つずつ説明しよう。

疲れる

子育ては疲れる。
すごい、疲れる。

小さい子は、寝ない。
0歳の子は昼夜問わずおっぱいやミルクを求めて数時間おきに泣き叫ぶし、落ち着いてきても親が背中をトントンしたりして寝かしつけなければならない。

四六時中、目が離せない。
何をするかわからないので、ずーっと見ていなければならない。

遊ばせなければならない。
公園に連れて行ったりして疲れさせないと、夜寝ないからだ。

そのすきに、食事を作ったり、掃除をしたり、洗濯をしなければならない。

疲れる。
とにかく、疲れる。

仕事は超不利

仕事面でも不利になる。

働き方改革がどうしたこうした言われており、たしかに一部の大企業や先進的な企業では色々整備されてはいるものの、実態はそこまで子持ちに配慮したものではない。
というか、人の心情的にできない。

子どもがいない人、あるいは子育ては奥さんに任せっきりな人には、子持ちの大変さは理解できない。
さらには、子どもも千差万別であり、子育てした人にさえ理解されないこともある。

「子どもが熱を出して休む」と言っても、「甘やかしすぎだ!」などと思われたり、「そんなに何度も熱出すか?ウソなんじゃないか?」などと疑われる始末である。

それゆえ、子育てすると仕事面では非常に不利になる。
社内の理解は得られにくい、出世はしにくい、場合によっては会社を辞めなければいけないことさえある。

お金の心配が絶えない

お金の心配も増える。

子どもは何かとお金がかかる。
食費その他一人分増えるし、保険も見直しておこうとなるし、子どもの学費も貯めておきたいし、家を変えたりすると35年ローン組んだりして、大変な出費になる。

そこに追い打ちをかけるように、子育ては疲れるわ、職場で子育ての大変さは理解されないわであり、お金の心配が絶えなくなる。

子どもがほしいかどうか、よく考えてほしい

以上のことから、子どもがほしいかどうかは、よく考えてほしい。

「なんとなく子どもがほしい」では考えが甘い。
なんとなく想像している、その10倍ぐらいキツイと思っていたほうがいい。

オレも人生色々あったが、子育てほど辛いものはない。
しかも、辛いからと言って、投げ出すわけにもいかない。

もちろん、子どもがいる幸せもある。
かわいいとか、思い出が増えるとか、子どもがいるからこそがんばれるとか、色々ね。

だが、子どもがいない幸せもあると、子育てしているからこそ思う。
子どもがおらず、自由に生きている人がうらやましいことは、正直ある。

その辺りをよく考えた上で、それでも子どもがほしいかどうか、自問自答してほしい。

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